『ナス』はネットワークに接続して使用するファイルストレージシステムです。野菜の『なす』ではないですよ。
バッファローのLS420D0402Cを購入
- NAS(Network Attached Storage)とは
- 1. NASの基本的な仕組み
- 2. NASの主な機能
- 3. NASのメリット
- 4. NASのデメリット
- 5. 主なNASメーカー
- 6. 主な用途
- バッファロー(BUFFALO)
- バッファロー(LS420D0402C)
- MacBook AirやiPhoneと連携する
- WebAccessについて
- リモートアクセスできない場合
- NASへの通信を許可するルールを追加する方法
- SMBアドレスとは
- ルーターのポートフォワーディング設定
- RAIDとは
- まとめ
- トリセツ 製品情報
- おすすめ商品
- 電源のバックアップに活躍! 【ポタ電】 EcoFlow (エコフロー)
- おすすめ書籍 【お金の大学】
- 北の大地十勝(北海道)に移住
NAS(Network Attached Storage)とは
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに接続して使用するファイルストレージシステムです。主にデータの保存、共有、バックアップを目的としたデバイスで、個人から企業まで幅広く利用されています。以下に詳しく説明します。
1. NASの基本的な仕組み
• ネットワーク接続
NASは、家庭やオフィスのネットワーク(LAN)に直接接続されるストレージデバイスです。通常、EthernetケーブルやWi-Fiを介してネットワークに接続されます。
• ファイル共有
ネットワーク内の複数のユーザーやデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)が、NASにアクセスしてデータを共有できます。
• 専用OS
NASデバイスには、データ管理やユーザーアクセス制御を行うための専用のオペレーティングシステム(OS)が搭載されています(例:Synology DSM、QNAP QTSなど)。
2. NASの主な機能
ファイル保存と共有
• ファイル(ドキュメント、写真、動画など)を一元管理。
• ユーザーごとにアクセス権を設定可能。
• SMB、NFS、AFPなどのプロトコルを使用して、異なるOS(Windows、macOS、Linux)間でのファイル共有が可能。
データバックアップ
• 自動バックアップ機能により、パソコンやモバイルデバイスのデータを定期的にバックアップ。
• 外付けハードディスクやクラウドストレージへの二次バックアップも設定可能。
マルチメディアサーバー
• 動画や音楽をストリーミング再生できるメディアサーバー機能。
• PlexやDLNAに対応しているNASでは、テレビやスマートデバイスで直接コンテンツを視聴可能。
リモートアクセス
• インターネット経由でどこからでもNASにアクセス可能(VPNや専用アプリを使用)。
RAID(Redundant Array of Independent Disks)
• 複数のハードディスクを組み合わせ、データの冗長性やパフォーマンスを向上。
• RAID 0、1、5、6、10などの構成に対応。
3. NASのメリット
1. 中央管理
• すべてのデータを一元的に管理し、効率的にアクセス可能。
2. データの冗長性
• RAIDによる冗長化で、1台のディスク故障時でもデータを保持。
3. カスタマイズ性
• アプリや追加機能をインストールして用途を拡張可能。
4. セキュリティ
• ユーザー認証や暗号化により、高いセキュリティを提供。
5. スケーラビリティ
• ストレージ容量の追加やクラウド連携が容易。
4. NASのデメリット
1. 初期コスト
• 本体価格やハードディスク購入費用が高い場合がある。
2. 設定の難しさ
• 初心者にはネットワークやRAIDの設定が複雑に感じられる場合がある。
3. 速度制限
• ネットワーク速度がストレージアクセスのパフォーマンスに影響。
4. 消費電力
• 常時稼働のため、一定の電力を消費する。
5. 主なNASメーカー
• Synology
ユーザーフレンドリーなUIと豊富なアプリケーションが特徴。
• QNAP
高機能でカスタマイズ性が高く、ビジネス用途にも最適。
• Western Digital (WD)
個人ユーザー向けのシンプルなモデルが多い。
• ASUSTOR
コストパフォーマンスが高く、家庭用に適している。
• BUFFALO
日本国内で人気。初心者向けの手軽なモデルが多い。
6. 主な用途
1. 家庭用
• 写真や動画の保存、ストリーミング再生。
• 家族間でのデータ共有。
2. 中小企業
• 社内文書の共有と管理。
• 自動バックアップやセキュリティ対策。
3. 専門分野
• 動画編集者やデザイナーによる大量データの管理。
• 監視カメラシステムの録画データ保存。
バッファロー(BUFFALO)
バッファロー(BUFFALO)は、株式会社メルコホールディングス(Melco Holdings Inc.)のブランドで、主にコンピュータ周辺機器やネットワーク機器を開発・販売しています。日本を代表するIT機器メーカーの一つであり、特に家庭用および中小企業向けの製品で高いシェアを誇ります。
1. 会社概要
• 正式名称: 株式会社メルコホールディングス
• 設立: 1975年5月1日
• 本社所在地: 愛知県名古屋市中区大須三丁目
• ブランド: BUFFALO(バッファロー)
• 主な事業内容:
• ネットワーク機器(ルーター、NAS)
• ストレージ製品(外付けHDD、SSD、USBメモリ)
• PC周辺機器(無線LAN、キーボード、マウスなど)
2. バッファローの主な製品
(1) ネットワーク機器
• 無線LANルーター
安定した接続と簡単設定を特徴とするルーターが多い。初心者でも使いやすいモデルから、ゲーマー向けの高性能モデルまで幅広いラインナップを展開。
• ネットワークHDD(NAS)
家庭用「LinkStation」シリーズと企業向け「TeraStation」シリーズが有名。データ共有、バックアップ、リモートアクセスが簡単に行える。
(2) ストレージ製品
• 外付けHDD・SSD
大容量でコストパフォーマンスが良い製品が人気。データ保存やバックアップ用途に最適。
• USBメモリ
手軽にデータを持ち運べる製品が多い。暗号化対応モデルもあり、セキュリティに配慮。
(3) PC周辺機器
• キーボード・マウス
快適なタイピングや操作性を重視した製品。多機能でリーズナブルな価格設定が魅力。
• モバイルバッテリー・充電器
スマートフォンやタブレット向けのアクセサリも提供。
3. バッファローの強み
1. 初心者に優しい設計
• 簡単セットアップや分かりやすいマニュアルを提供し、初心者にも使いやすい製品が多い。
2. 日本国内向けの最適化
• 日本の住宅環境やネットワーク仕様に合わせた設計を採用。
3. 高いコストパフォーマンス
• 高品質ながら手頃な価格帯の製品が多く、家庭用・中小企業向けとして人気。
4. 手厚いサポート体制
• 日本語でのサポートが充実しており、製品トラブル時の対応が迅速。
4. 歴史と背景
• メルコからバッファローへ
元々は「株式会社メルコ」として設立され、初期にはPC向け周辺機器を製造。その後、ブランド名「バッファロー」としてネットワーク機器やストレージ製品を中心に展開。
• 技術革新と市場拡大
無線LANやNASの普及に伴い、家庭用ネットワーク機器市場でのリーダー的存在に成長。
5. 利用シーン
• 家庭向け
• 家族間での写真や動画の共有。
• Wi-Fi環境の構築や強化。
• テレビ録画用の外付けHDD。
• 中小企業向け
• 社内データのバックアップや共有。
• オフィスネットワークの効率化。
• 専門分野向け
• 動画編集やデザインデータの保存。
• セキュリティ対策を強化したストレージ運用。
6. 今後の展望
バッファローは、IoTやクラウドサービスの普及に伴い、ネットワークおよびストレージ技術をさらに進化させることが予想されます。また、環境に配慮したエネルギー効率の良い製品や、AI技術を活用した新しいソリューションの提供が期待されています。
さらに具体的な製品や導入事例について知りたい場合は、ぜひお知らせください!
バッファロー(LS420D0402C)
1. 製品の特徴
基本スペック
• 型番: LS420D0402C
• ストレージ容量: 4TB(2TBのHDDを2台搭載)
• RAID対応: RAID 0(ストライピング)、RAID 1(ミラーリング)、JBOD(個別利用)
• ネットワーク: Gigabit Ethernet対応(高速有線LAN接続)
• 外部接続: USBポート(外部HDD接続用)
• サイズ: コンパクト設計で家庭内でも設置しやすい。
主な機能
1. データの集中管理と共有
• 家庭内や小規模オフィスでのファイルの集中保存・共有が可能。
• 複数のデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)からアクセス可能。
2. RAID対応でデータ保護
• RAID 1でミラーリングを設定すれば、HDDの1台が故障してもデータを保護。
• RAID 0では最大容量(4TB)を利用可能。
3. DLNA対応
• NAS内の動画や写真をDLNA対応テレビやデバイスで直接再生可能。
4. リモートアクセス機能
• 外出先から「WebAccess」機能を使い、データにアクセス可能。
5. PCやスマートフォンのバックアップ
• Windows、Mac、スマートフォンのデータを自動でNASにバックアップ。
6. 静音設計と省エネ機能
• 静音設計で稼働音が小さい。
• スリープモードなどで電力消費を削減。
2. 使い方
(1) 初期設定
1. NASをネットワークに接続
• NASをLANケーブルでルーターに接続し、電源を入れます。
2. 管理画面にアクセス
• パソコンで「NAS Navigator2」(バッファロー公式サイトからダウンロード可能)を使用して、NASのIPアドレスを確認。
• ブラウザでIPアドレスを入力して管理画面にアクセス。
3. RAIDモードを設定
• 管理画面でRAID 0(容量優先)またはRAID 1(データ保護優先)を選択。
4. 共有フォルダの作成
• 必要に応じてフォルダを作成し、アクセス権限を設定。
(2) データの保存と共有
• PCとの連携
• NASをネットワークドライブとして設定し、ファイルをドラッグ&ドロップで保存・共有。
• Windowsではエクスプローラー、MacではFinderからアクセス可能。
• スマートフォンとの連携
• 専用アプリ「Buffalo WebAccess」をインストールし、NASのデータにアクセス。
(3) バックアップ機能
• PCバックアップ
• バッファローの「Backup Utility」を使用してPCのデータを自動でNASに保存。
• スマートフォンバックアップ
• アプリを利用して、写真や動画を定期的にNASにバックアップ
3. 活用例
家庭用
• メディアサーバー: 家族の写真、動画、音楽をNASに保存し、テレビやスマホで再生。
• データバックアップ: 家庭内のPCやスマホのデータを一元管理。
小規模オフィス用
• ファイル共有: 従業員間でドキュメントやプロジェクトデータを共有。
• データ保護: RAID 1でデータの安全性を確保。
リモートワーク
• リモートアクセス: 外出先から業務データにアクセスし、作業を継続。
4. メリットとデメリット
メリット
1. 使いやすいインターフェース: 初心者でも簡単に設定可能。
2. 柔軟なRAID対応: 安全性と容量のバランスを選べる。
3. リモートアクセス対応: 外出先からもデータにアクセス可能。
4. 静音設計: 家庭内でも気にならない。
デメリット
1. RAID 1時の容量制限: 実質2TBの容量になる(データ保護のため)。
2. 高速通信環境が必要: リモートアクセス時は回線速度に依存する。
3. RAID設定変更時の初期化: RAIDモード変更時にデータが消去されるため、事前バックアップが必須。
5. トラブルシューティング
NASが検出されない場合
• NAS Navigator2を使用して再検出。
• LANケーブルやルーターの接続状態を確認。
リモートアクセスができない場合
• 「WebAccess」機能が有効になっているか確認。
• ルーターのポートフォワーディング設定を確認。
MacBook AirやiPhoneと連携する
バッファロー LS420D0402CをMacBook AirやiPhoneと連携することで、ファイル共有、バックアップ、リモートアクセスが可能になります。以下に連携の具体的な手順を説明します。
1. MacBook Airとの連携方法
(1) FinderでNASにアクセスする
1. NASの接続確認
• NASとMacBook Airが同じネットワーク(Wi-Fiや有線LAN)に接続されていることを確認します。
2. Finderでサーバに接続
• Finderを開き、メニューバーから「移動」→「サーバへ接続」を選択。
• サーバアドレスに以下の形式で入力します:
smb://(NASのIPアドレス)
例: smb://192.168.1.10
3. ログイン情報の入力
• 「ゲスト」またはNASで設定した「ユーザー名とパスワード」を入力します。
4. 共有フォルダにアクセス
• NAS内の共有フォルダが表示されるので、必要なフォルダを選択してマウント。
• これでNASをローカルストレージのように操作できます。
3. リモートアクセス(外出先からの利用)
(1) WebAccessを使ったリモートアクセス
1. NASでWebAccessを設定
• NASの管理画面で「WebAccess」を有効化。
• 専用URL(例: http://buffalonas.com/xxxxx)を取得。
2. 外出先からアクセス
• スマホやPCで専用URLを開き、ログイン情報を入力してアクセス。
4. トラブルシューティング
問題と解決策
NASが検出されない :
NASとMac/iPhoneが同じネットワークに接続されているか確認。
サーバに接続できない:
SMBアドレス(例: smb://192.168.x.x)を手動で入力して再試行。
リモートアクセスができない :
NASの「WebAccess」設定とルーターのポートフォワーディング設定を確認。
WebAccessについて
WebAccessは、バッファローのNAS(ネットワーク接続ストレージ)で提供される機能で、NAS内のデータにリモートアクセスを可能にするサービスです。インターネットを経由して外出先や別のネットワークからNASに保存されたファイルを閲覧・ダウンロード・アップロードできます。
WebAccessの特徴
1. 簡単なリモートアクセス
• インターネットを利用して、外出先からスマートフォン、タブレット、PCなどのデバイスでNASにアクセス可能。
• 専用アプリ「Buffalo WebAccess」やウェブブラウザを利用して接続します。
2. 安全な通信
• アクセスにはNASのユーザー認証が必要で、セキュリティが確保されています。
3. 共有機能
• 大容量ファイルをメールで送る代わりに、NAS内のファイルをWebAccessを通じて共有できます。
4. デバイスに依存しない
• スマートフォン(iPhoneやAndroid)、タブレット、Mac、Windows PCなど、さまざまなデバイスから利用可能。
WebAccessの特徴
1. 簡単なリモートアクセス
• インターネットを利用して、外出先からスマートフォン、タブレット、PCなどのデバイスでNASにアクセス可能。
• 専用アプリ「Buffalo WebAccess」やウェブブラウザを利用して接続します。
2. 安全な通信
• アクセスにはNASのユーザー認証が必要で、セキュリティが確保されています。
3. 共有機能
• 大容量ファイルをメールで送る代わりに、NAS内のファイルをWebAccessを通じて共有できます。
4. デバイスに依存しない
• スマートフォン(iPhoneやAndroid)、タブレット、Mac、Windows PCなど、さまざまなデバイスから利用可能。
4. ポート設定を確認
• WebAccessのポート番号(通常は9000)を確認します。
• 必要に応じてルーターのポートフォワーディング設定を行います。
2. アクセス方法(利用者側)
(1) スマートフォンやタブレットでアクセス
• 専用アプリの利用
1. App StoreまたはGoogle Playから「Buffalo WebAccess」アプリをインストール。
2. アプリにWebAccessのURLやNASの情報を登録。
3. 外出先でもNAS内のファイルを閲覧・操作できます。
(2) PCやブラウザでアクセス
• ブラウザを利用する
1. ブラウザでWebAccessのURL(例: http://buffalonas.com/your-nas-id)を開く。
2. NASのユーザー名とパスワードを入力してログイン。
3. ファイルを閲覧、ダウンロード、アップロードが可能。
2. アクセス方法(利用者側)
(1) スマートフォンやタブレットでアクセス
• 専用アプリの利用
1. App StoreまたはGoogle Playから「Buffalo WebAccess」アプリをインストール。
2. アプリにWebAccessのURLやNASの情報を登録。
3. 外出先でもNAS内のファイルを閲覧・操作できます。
(2) PCやブラウザでアクセス
• ブラウザを利用する
1. ブラウザでWebAccessのURL(例: http://buffalonas.com/your-nas-id)を開く。
2. NASのユーザー名とパスワードを入力してログイン。
3. ファイルを閲覧、ダウンロード、アップロードが可能。
注意点とトラブルシューティング
問題 解決策
URLにアクセスできない:
ルーターのポートフォワーディング設定を確認(ポート9000が開放されているか)。
外部ネットワークから接続不可 :
NASのWebAccess設定とDDNS(BuffaloNAS.com)が正しく設定されているか確認。
アクセス速度が遅い:
ネットワーク帯域の状況を確認。またはNASとルーターを有線接続することで改善。
セキュリティが心配 :
強力なパスワードを設定し、必要に応じてHTTPSを利用。
リモートアクセスできない場合
1. WebAccess設定の再確認
(1) WebAccessを有効にする
1. NAS管理画面にアクセス
• ブラウザでNASのIPアドレスを入力して管理画面にアクセスします。例: http://192.168.1.10
• 管理者アカウントでログイン。
2. WebAccess設定画面を開く
• 管理画面の「WebAccess」メニューを選択。
3. WebAccessを有効化
• 「WebAccessを有効にする」にチェックを入れます。
• 「BuffaloNAS.com」サービスを利用する場合は、アカウントを作成またはログイン。
4. 外部ポート番号を確認
• デフォルトポート番号は「9000」ですが、他のポート番号が指定されている場合もあるため確認します。
5. WebAccess URLを確認
• URL例: http://buffalonas.com/XXXXXX
• このURLを使ってリモートアクセスします。
1. WebAccess設定の再確認
(1) WebAccessを有効にする
1. NAS管理画面にアクセス
• ブラウザでNASのIPアドレスを入力して管理画面にアクセスします。例: http://192.168.1.10
• 管理者アカウントでログイン。
2. WebAccess設定画面を開く
• 管理画面の「WebAccess」メニューを選択。
3. WebAccessを有効化
• 「WebAccessを有効にする」にチェックを入れます。
• 「BuffaloNAS.com」サービスを利用する場合は、アカウントを作成またはログイン。
4. 外部ポート番号を確認
• デフォルトポート番号は「9000」ですが、他のポート番号が指定されている場合もあるため確認します。
5. WebAccess URLを確認
• URL例: http://buffalonas.com/XXXXXX
• このURLを使ってリモートアクセスします。
(2) DDNSを設定する(必要に応じて)
1. DDNSサービスの設定
• ルーターやNASの管理画面で、BuffaloNAS.comやその他のDDNSサービスを設定。
• 外部からNASにアクセスするための固定URLを取得します。
2. NASの静的IPを設定
• NASのローカルIPアドレスが変わらないように、ルーターで固定IPを設定します。
(2) DDNSを設定する(必要に応じて)
1. DDNSサービスの設定
• ルーターやNASの管理画面で、BuffaloNAS.comやその他のDDNSサービスを設定。
• 外部からNASにアクセスするための固定URLを取得します。
2. NASの静的IPを設定
• NASのローカルIPアドレスが変わらないように、ルーターで固定IPを設定します。
3. ファイアウォール設定の調整
(1) ルーターのファイアウォール設定
1. ファイアウォールのルールを確認
• ルーターのファイアウォール設定で、ポート9000を許可します。
2. UPnP機能を有効化
• 一部のルーターではUPnP機能を有効化すると、ポートフォワーディング設定が自動で行われます。
(2) パソコンやデバイス側の設定
• MacBook Air:
• 「システム設定」→「セキュリティ」→「ファイアウォール」で、必要に応じてファイアウォールを一時的に無効化。
• iPhone:
• iPhone側のVPNやWi-Fiのセキュリティ設定が影響していないか確認します。
4. リモートアクセスの確認
(1) 内部ネットワークで動作確認
• ローカルネットワーク内でNASに正常にアクセスできるか確認します。
(2) 外部ネットワークで接続確認
• 外出先のWi-Fiやモバイルデータ通信を使用して、取得したWebAccess URLにアクセスし、NASに接続できるか確認。
5. トラブルシューティング
問題と解決策
WebAccess URLで接続できない:
ポートフォワーディング設定とDDNS設定を再確認し、NASの外部ポートが開放されているか確認。
ポート9000が閉じている :
ルーターまたはプロバイダ側の制限がないか確認(ISPに問い合わせが必要な場合あり)。
ファイアウォールにブロックされる:
ルーターやデバイスのファイアウォール設定で、NASへの通信を許可するルールを追加。
URLが頻繁に変わる:
NASのローカルIPアドレスを固定し、DDNS設定を利用。
NASへの通信を許可するルールを追加する方法
ルーターやデバイスのファイアウォール設定で、NASへの通信を許可するルールを追加する方法を以下に説明します。NASが外部から正常にアクセスできるようにするための手順です。
1. ルーターのファイアウォール設定でNASへの通信を許可
(1) ルーターの管理画面にアクセス
1. ルーターのIPアドレスを確認
• 通常、ルーターのIPアドレスは以下のいずれかです:
• 192.168.1.1
• 192.168.0.1
• 詳細はルーターの取扱説明書を参照してください。
2. ブラウザでIPアドレスを入力
• アドレスバーにIPアドレスを入力し、ルーターの管理画面にアクセス。
3. ログイン
• ルーターの管理者ユーザー名とパスワードを入力。
(2) ファイアウォール設定を開く
1. メニュー内で「ファイアウォール」または「セキュリティ」を探す
• 製品によって異なりますが、「Firewall」や「Advanced Settings」の中にあることが多いです。
2. NASのポート番号を許可
• 必要なポートを許可する設定を追加します。
• ポート番号: 9000(WebAccess用のデフォルトポート)
• プロトコル: TCP
• NASのIPアドレス: 例: 192.168.1.10
3. ポートフォワーディングも確認
• ファイアウォール設定とは別に、ポートフォワーディングでポート9000がNASに転送されるよう設定します(詳しくは前回の説明を参照)。
4. 設定を保存
• 設定を保存し、ルーターを再起動して変更を有効にします。
2. MacBook Airのファイアウォール設定でNASへの通信を許可
1. システム設定を開く
• Appleメニュー →「システム設定」→「ネットワーク」→「セキュリティ」で「ファイアウォール」を選択。
2. ファイアウォールをオンにしている場合
• 「ファイアウォールオプション」をクリック。
3. NASへの通信を許可する
• 「+」をクリックして、許可するアプリケーションまたはサービスを追加。
• 手動で「smb://[NASのIPアドレス]」を入力する必要がある場合があります。
4. 設定を保存
• 設定を保存し、NASへの接続を再試行。
3. iPhoneのファイアウォールやネットワーク設定
iPhone自体にファイアウォール機能はありませんが、以下を確認してください:
1. VPNを使用している場合
• VPNが有効だとNASへのアクセスがブロックされることがあります。VPNを一時的に無効化して試してください。
2. Wi-Fi設定を確認
• iPhoneがNASと同じネットワーク(Wi-Fi)に接続されているか確認します。
3. WebAccessアプリの権限確認
• iPhoneの「設定」→「WebAccess」→「ローカルネットワーク」をオンにします。
3. iPhoneのファイアウォールやネットワーク設定
iPhone自体にファイアウォール機能はありませんが、以下を確認してください:
3. iPhoneのファイアウォールやネットワーク設定
iPhone自体にファイアウォール機能はありませんが、以下を確認してください:
4. トラブルシューティング
問題 と解決策
ルーターでポート設定が反映されない:
ルーターの再起動を試みる。ルーターのファームウェアを最新に更新する。
NASがIPアドレスを変更してしまう:
NASのローカルIPをルーターで固定(DHCPリースの静的割り当てを設定)。
外部ネットワークからの接続が不可:
ISPがポート9000をブロックしている可能性があるため、ISPに確認するか別のポートを使用。
SMBアドレスとは
SMBアドレスは、SMB(Server Message Block)プロトコルを使用して、ネットワーク上でファイルやプリンタを共有するために用いられるアドレスです。主にNAS(ネットワーク接続ストレージ)やWindows、macOSで、ネットワークドライブにアクセスする際に使用されます。
SMBアドレスとは?
• SMBアドレスは、NASやサーバー上の共有フォルダにアクセスするための指定形式です。
• 書式例:
• Windows形式: \\サーバー名\共有フォルダ名
• macOS/Linux形式: smb://サーバー名/共有フォルダ名
SMBアドレスの役割
• ネットワーク内で共有されたフォルダやファイルを特定し、アクセスを可能にします。
• SMBアドレスを使用すると、同じネットワーク内の別のデバイスからNASや他のコンピュータに接続してデータを共有できます。
SMBアドレスの基本構成
1. プロトコル名:
• macOS/Linuxでは明示的に”smb://”と記述します。
• Windowsでは省略可能で、\を使って指定します。
2. サーバー名(またはIPアドレス):
• ネットワーク上で共有を提供するデバイスの名前またはIPアドレス。
例: 192.168.1.10 または NAS-Server
3. 共有フォルダ名:
• アクセスする特定のフォルダ名。
例: SharedFolder
例
• Windows: \\192.168.1.10\SharedFolder
• macOS: smb://192.168.1.10/SharedFolder
SMBアドレスの利用方法
1. Windowsでの使用
1. エクスプローラーを開く
• アドレスバーに\\192.168.1.10\SharedFolderを入力し、Enterを押します。
2. 資格情報を入力
• NASやサーバーのユーザー名とパスワードを入力するとアクセス可能になります。
3. ネットワークドライブとして割り当てる(オプション)
• 共有フォルダをマウントし、ローカルドライブのように使えます。
2. macOSでの使用
1. Finderを開く
• 「移動」→「サーバへ接続」を選択。
2. SMBアドレスを入力
• 例: smb://192.168.1.10/SharedFolder
3. 接続
• 資格情報を入力して接続します。共有フォルダがFinderに表示されます。
SMBアドレスを使う際の注意点
1. 同じネットワーク内にいることが基本
• SMBアドレスは通常、ローカルネットワーク内で機能します。リモートアクセスするにはVPNや特別な設定が必要です。
2. SMBバージョンの互換性
• 最新のSMB(例: SMB 3.0)を使用するには、デバイスが対応している必要があります。
3. アクセス権限
• NASやサーバーの設定で、アクセス権限が適切に設定されている必要があります。
4. セキュリティ
• SMBプロトコルで通信する際、ユーザー認証が必要です。強力なパスワードを設定し、不正アクセスを防止しましょう。
ルーターのポートフォワーディング設定
ルーターでポートフォワーディングを設定することで、外部ネットワーク(インターネット)から家庭内ネットワーク内の特定のデバイス(例えばNASやサーバー)にアクセスできるようになります。以下はポートフォワーディングを設定する一般的な手順です。
ポートフォワーディングの設定手順
1. 必要な情報を確認する
設定を始める前に以下を確認します:
• ルーターのIPアドレス(例: 192.168.1.1)
• 取扱説明書やルーター本体に記載されていることが多いです。
• ログイン情報(管理者ユーザー名とパスワード)
• NASまたはデバイスのローカルIPアドレス(例: 192.168.1.10)
• 静的IPアドレスまたはDHCPリースで固定IPを設定しておくと便利です。
• 使用するポート番号(例: 9000)
• バッファローNASのWebAccessではデフォルトでTCPポート9000が使用されます。
2. ルーターの管理画面にアクセス
1. ブラウザを開く
• アドレスバーにルーターのIPアドレスを入力(例: http://192.168.1.1)。
2. ログイン
• ルーターの管理画面にアクセスし、管理者アカウントでログインします。
2. ルーターの管理画面にアクセス
1. ブラウザを開く
• アドレスバーにルーターのIPアドレスを入力(例: http://192.168.1.1)。
2. ログイン
• ルーターの管理画面にアクセスし、管理者アカウントでログインします。
4. 新しいポートフォワーディングルールを追加
1. 外部ポート番号(Public Port)
• 外部からアクセスする際に使用するポート番号を指定します(例: 9000)。
2. 内部ポート番号(Private Port)
• デバイス(NAS)が利用するポート番号を指定します。通常、外部ポート番号と同じ(例: 9000)。
3. プロトコルの選択
• 使用するプロトコルを指定します。
• WebAccessの場合は「TCP」を選択。
4. 内部IPアドレス(Local IP Address)
• ポートフォワーディングを設定するデバイスのローカルIPアドレスを入力(例: 192.168.1.10)。
5. 説明(オプション)
• 設定内容を識別しやすい名前を入力(例: NAS-WebAccess)。
5. 設定を保存してルーターを再起動
• 変更を保存後、ルーターを再起動して設定を反映します。
6. 外部からアクセスをテスト
1. 外部ネットワークから確認
• スマホなどでWi-Fiをオフにして、モバイルネットワークを使ってNASにアクセスしてみます。
• 例: WebAccessのURL(http://buffalonas.com/your-nas-id)を入力。
2. ポート開放チェックツールを利用
• インターネット上の「ポートチェックツール」でポートが開いているか確認します。
注意点とトラブルシューティング
問題 と対策
ポートフォワーディングが反映されない:
ルーターのファームウェアを最新にアップデートする。
外部からアクセスできない:
ISPが特定のポートをブロックしている場合はISPに確認、または別のポートを使用する。
セキュリティが心配 :
必ず強力なパスワードを設定。
RAIDとは
RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のハードディスクやSSDを組み合わせて1つのストレージシステムとして運用する技術です。RAIDを利用することで、データの信頼性(冗長性)やパフォーマンスを向上させることができます。
RAIDは主にサーバーやNAS(ネットワーク接続ストレージ)などで使用され、個人利用でもデータの安全性や効率を高めるために採用されることがあります。
RAIDの主な目的
1. データ保護(冗長性)
• ディスクの故障時にデータを保護します。RAID構成によっては1つ以上のディスク障害に耐えられるものもあります。
2. パフォーマンス向上
• データの読み書きを複数のディスクに分散させることで、高速化を実現します。
3. 大容量化
• 複数のディスクを1つのストレージ領域として利用することで、容量を拡張できます。
RAIDレベルの種類
RAIDにはさまざまなレベル(構成方法)があり、それぞれの特性や目的に応じて選択されます。
1. RAID 0(ストライピング)
• 特徴:
データを複数のディスクに分散して書き込む。
• メリット:
• 読み書きの速度が向上する。
• 全容量を使用可能(無駄がない)。
• デメリット:
• 冗長性がないため、1台のディスクが故障すると全データが失われる。
2. RAID 1(ミラーリング)
• 特徴:
同じデータを複数のディスクにコピー(ミラーリング)する。
• メリット:
• 冗長性が高く、1台のディスクが故障してもデータを保護。
• デメリット:
• 使用可能な容量はディスクの半分(2台のうち1台分)。
まとめ
トリセツ 製品情報
NAS (LS420D0402C)
ルーター (WSR-3200AX4S/DWH)
おすすめ商品
NAS
Wifiルーター
電源のバックアップに活躍! 【ポタ電】 EcoFlow (エコフロー)
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本当の自由を手に入れる
お金の大学 『改訂版』
【両@リベ大学長】
北の大地十勝(北海道)に移住
移住のきっかけ(rural migration. the countryHokkaido)北の大地十勝・北海道移住 「自給自足スローライフを目指せ!」
移住のきっかけ(rural migration. the countryside Hokkaido)北海道移住 田舎暮らし、DIY、自給自足のスローライフ
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