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PHPとは (PHPの主な特徴)
PHPは、主にWebサイトやWebアプリケーションを開発するために使われるプログラミング言語です。サーバー側で動く言語であり、「サーバーサイドスクリプト言語」と呼ばれます。
PHPの主な特徴
- サーバーで動く
PHPは、ウェブサーバー上で実行されます。ユーザーがWebサイトにアクセスすると、サーバーがPHPで書かれたコードを処理し、その結果としてHTMLなどのWebページを生成してブラウザに送信します。これにより、ユーザーごとに異なる内容を表示したり、データベースと連携したりすることが可能になります。 - WordPressなど多くのWebサイトで使われている
世界中のWebサイトの約8割がPHPで動いていると言われています。特に有名なのがWordPressで、そのコア部分からテーマ、プラグインに至るまで、ほとんどがPHPで書かれています。 - HTMLに埋め込める
PHPはHTMLファイルの中に直接コードを埋め込むことができます。これにより、動的なコンテンツを簡単に作成できます。 - 無料で使える
PHPはオープンソースソフトウェアであり、誰でも無料で利用できます。
PHPの役割
PHPの役割は、静的なHTMLだけでは実現できない動的なWebサイトを構築することです。
例: - お問い合わせフォーム: ユーザーが入力した情報をメールで送信したり、データベースに保存したりする。
- ログイン機能: ユーザーが入力したIDとパスワードをデータベースと照合し、ログインを許可する。
- ECサイト: 商品情報をデータベースから取得して表示したり、カートの中身を管理したりする。
このように、ユーザーの操作に応じて変化するWebサイトを作るために、PHPは欠かせない存在です。
PHP更新する手順
PHPのバージョンアップは、お使いの環境によって方法が異なります。大きく分けて、レンタルサーバーを使っている場合と、自分でサーバーを構築している場合で手順が異なります。
- レンタルサーバーを利用している場合
ほとんどのレンタルサーバーでは、PHPのバージョンアップは管理画面から簡単に行えます。手動でコマンドを実行する必要はありません。
手順
- お使いのレンタルサーバーのコントロールパネルにログインします。
- 「PHPバージョン変更」「PHP設定」などの項目を探します。
- 表示されたリストから、目的のPHPバージョンを選択して更新します。
- 設定が反映されるまで、しばらく待つ必要があります。
💡 注意点: バージョンアップを行う前に、必ずバックアップを取得してください。新しいバージョンにすると、稀にウェブサイトが正常に動作しなくなることがあります。
- 自分でサーバーを構築している場合 (Linux, Debian/Ubuntu)
自分でサーバーを構築している場合は、コマンドラインからPHPをインストールまたは更新します。ご提示いただいた画像に表示されているコマンドは、LinuxのDebian系(DebianやUbuntuなど)でPHPをインストールする際の一般的な手順です。
手順
- ターミナルを開き、sudo apt update コマンドを実行して、パッケージリストを最新の状態に更新します。
- 次に、sudo apt install -y php コマンドを実行して、PHPをインストールします。
💡 特定のバージョンをインストールする場合:
特定のバージョンのPHPをインストールしたい場合は、php の後にバージョン番号を付け加えます。
sudo apt install -y php8.2
これにより、PHP 8.2がインストールされます。
重要なこと
- 互換性の確認: バージョンアップ前に、お使いのウェブサイトやアプリケーション(例:WordPress)が新しいPHPバージョンと互換性があるかを必ず確認してください。
- テスト環境での試行: 本番環境でバージョンアップを行う前に、可能であればテスト環境で動作確認を行うことを強く推奨します。
- 古いバージョンの削除: 新しいバージョンのPHPをインストールした後、古いバージョンが不要であれば削除することを検討してください。これにより、セキュリティリスクを減らすことができます。
ConoHa WINGでPHPを更新する手順(レンタルサーバーの場合)
ConoHa WING(コノハウイング)の管理画面にログイン
https://www.conoha.jp/ にアクセスしてログインします。
左メニューから「WING」→「サイト管理」へ移動
対象ドメインを選択
複数ドメインを運用している場合は、PHPを変更したいドメインを選びます。
「サイト設定」タブ → 「応用設定」タブ → 「PHPバージョン切替」 をクリック
使用するPHPバージョンを選択
プルダウンから最新の安定版(例:PHP 8.1 や 8.2)を選択します。
※WordPressはPHP 8.0以上を推奨しています。
「保存」ボタンを押す
数分で反映されます。
WordPressの動作確認
WordPress管理画面にログインして、エラーが出ていないか確認
ツール → サイトヘルス → 情報 → サーバー → PHPバージョン で更新されているか確認
まとめ
※WordPressはPHP 8.0以上を推奨していますので、古いバージョンは更新しましょう。
WordPressがPHP8.0以上を推奨している主な理由は、パフォーマンスの向上とセキュリティの強化です。これら二つの側面から、より安定して安全なウェブサイト運用が可能になります。
- パフォーマンスの向上(速度が速くなる)
PHP8.0以降では、内部の仕組みが大きく改善され、以前のバージョンよりも処理速度が大幅に向上しています。
- JIT (Just-In-Time) コンパイラの導入: これにより、よく使われる処理が機械語に直接変換されて実行されるようになり、繰り返し実行されるコードの速度が劇的に向上します。
- メモリ消費量の削減: 同時に、より少ないメモリで同じ処理を行えるようになり、サーバーへの負荷が軽減されます。
これらの改善により、ウェブサイトの表示速度が向上し、ユーザーエクスペリエンスが改善されるだけでなく、同じサーバーリソースでより多くの訪問者を処理できるようになります。
- セキュリティの強化(より安全になる)
古いPHPバージョンは、もはや開発者によるサポートが終了しており、新しい脆弱性が発見されても修正されることがありません。
- 脆弱性の修正: PHP8.0以降では、継続的にセキュリティの脆弱性が修正され、パッチが提供されます。これにより、ハッキングやサイバー攻撃のリスクが低減します。
- 非推奨機能の削除: 以前のバージョンで使われていた、セキュリティ上問題のある古い機能が削除されています。これにより、開発者が意図せず脆弱なコードを書いてしまうリスクも減ります。
- 最新技術への対応
PHP8.0以降では、よりモダンなプログラミングの機能や文法が追加されており、開発効率が向上します。WordPressの開発者やプラグイン・テーマの開発者は、これらの新しい機能を利用して、より高品質でバグの少ないコードを書くことができます。これにより、WordPressのエコシステム全体が進化し続けます。
まとめ
WordPressがPHP8.0以上を推奨するのは、より速く、より安全にウェブサイトを運営するためです。古いPHPバージョンを使い続けることは、パフォーマンスの低下だけでなく、セキュリティリスクを抱えることになります。ウェブサイトを健全に保つためにも、PHPを最新バージョンに更新することが非常に重要です。
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