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はじめに
北の大地十勝からこんにちは。キャンピングカー歴20年以上、車中泊歴はまもなく30年になります。
北海道の道の駅を巡っていると、最近どうしても気になることがあります。それが今回のテーマ、道の駅での車中泊マナーです。
特定の誰かを責めたいのではありません。長年車中泊を楽しんできた一人として、「このままではみんなが肩身の狭い思いをすることになる」という危機感から、この記事を書くことにしました。
そもそも道の駅での「車中泊」はどういう位置づけ?
まず大前提として、道の駅はドライバーの休憩のための施設です。24時間使える駐車場とトイレが用意されているのは、長距離運転の疲労による事故を防ぐため。
つまり、仮眠などの休憩としての利用は想定内、しかし「宿泊地」として使うことは本来想定されていません。禁止と明記されていない道の駅が多いのは事実ですが、それは「自由に泊まっていい」という意味ではなく、あくまで休憩の延長として黙認されているグレーな領域なのです。
だからこそ、利用する側の「節度」がすべてなのだと思います。
実際に見かける、残念な光景
ここ数年、道の駅で実際に目にした光景です。
- 車の外にイスやテーブルを広げ、キャンプ場のように場所を占拠する
- ゴミを散らかしたまま、あるいは家庭ゴミごと置いていく
- トイレの洗面台で洗顔・歯磨き・食器洗いを長時間行う
道の駅はキャンプ場ではありません。外にリビングを広げたいなら、設備の整ったキャンプ場に行くのが筋です。私自身、キャンプをしたいときはキャンプ場を利用しています。
看板が物語る現実
先日訪れた道の駅みついし(新ひだか町)には、こんな看板が立っていました。

【写真:みついしの禁止事項看板】
「駐車場はキャンプ場ではありません」として、次の行為が禁止と明記されています。
- テント設営
- イスやテーブルの設置
- バーベキュー等
- 車外での調理
- 道の駅での水くみ
さらに別の掲示では、「道の駅」は休憩施設であるため、宿泊目的の利用はご遠慮いただいている旨がはっきり書かれていました。
考えてみてください。ここまで具体的に書かれた看板が立つということは、実際にそれをやった人がいたということです。看板は、マナー違反の積み重ねの記録なのです。
ちなみに道の駅みついしのすぐそばにはオートキャンプ場があります。キャンプをしたい方の受け皿はちゃんと用意されている。それでも道の駅の駐車場でキャンプ行為をする人がいる、というのが現実です。
意外に思われるかもしれませんが
キャンピングカーは大きくて目立つため、「マナーが悪いのはキャンピングカーだろう」と思われがちです。しかし30年近く現場を見てきた実感では、むしろ一般の乗用車の方にマナーの気になる場面が多いのです。
理由は単純で、キャンピングカーは車内で生活が完結するからです。洗面も車内でできますし、テーブルもベッドも中にあります。外に何かを広げる必要が、そもそもないのです。
一方、乗用車での車中泊は装備が限られるぶん、どうしても「外」や「共用設備」に頼ることになる。ここにマナー問題の芽があるように感じます。
もっとも、最近はレンタルのキャンピングカーも増えましたから、「キャンピングカーだから大丈夫」とも言い切れない時代になりました。車種の問題ではなく、結局は一人ひとりの意識の問題です。
車中泊人口が増えた今だからこそ
私が車中泊を始めた30年近く前は、道の駅で夜を明かす車はごくわずかで、マナーが問題になることもありませんでした。
それが今では、夜の道の駅は乗用車の車中泊でいっぱいです。旅のスタイルが多様になり、レンタカーで旅する海外からの旅行者も見かけるようになりました。車中泊の裾野が広がったこと自体は、悪いことではないと思っています。
ただ、利用者が増えれば、ルールを知らない人・守らない人も比例して増えます。実際、トラブルの増加を受けて車中泊やキャンピングカーの利用を歓迎しない道の駅も出てきています。
このまま進めば、節度を守って利用してきた人まで締め出される。それが私の一番の危惧です。
私が守っている車中泊マナー
自戒も込めて、私自身が心がけていることを挙げます。
- 車外にイス・テーブル類を出さない(キャンプはキャンプ場で)
- ゴミは必ず持ち帰る
- アイドリングは控えめに(音・排気への配慮)
- トイレの洗面台を占有しない
- 長期滞在はしない。あくまで「休憩・仮眠」の範囲で
- 売店や直売所で買い物をして、地域にお金を落とす
最後の一つは、マナーというより感謝の気持ちです。無料で駐車場とトイレを使わせてもらっているのですから、その道の駅の特産品を買って帰る。これが巡り巡って「車中泊を歓迎してくれる道の駅」を残すことにつながると信じています。
まとめ:道の駅は「みんなの休憩所」
道の駅の車中泊は、施設側の善意と黙認の上に成り立つ、繊細なバランスの世界です。
- 道の駅は宿泊施設ではなく休憩施設
- キャンプ行為・ゴミ放置・設備の占有はNG
- 買い物で地域に感謝を返す
一人ひとりの節度が、この文化を守ります。30年車中泊を楽しんできた者として、これからも気持ちよく道の駅を使い続けられるよう、まず自分から襟を正していきたいと思います。
北の大地十勝から、同じ車中泊仲間のみなさんへ。お互い、気持ちのいい旅を続けましょう。道の駅の車中泊マナーを考える|キャンピングカー歴20年の私が今、危惧していること
はじめに
北の大地十勝からこんにちは。キャンピングカー歴20年以上、車中泊歴はまもなく30年になります。
北海道の道の駅を巡っていると、最近どうしても気になることがあります。それが今回のテーマ、道の駅での車中泊マナーです。
特定の誰かを責めたいのではありません。長年車中泊を楽しんできた一人として、「このままではみんなが肩身の狭い思いをすることになる」という危機感から、この記事を書くことにしました。
そもそも道の駅での「車中泊」はどういう位置づけ?
まず大前提として、道の駅はドライバーの休憩のための施設です。24時間使える駐車場とトイレが用意されているのは、長距離運転の疲労による事故を防ぐため。
つまり、仮眠などの休憩としての利用は想定内、しかし「宿泊地」として使うことは本来想定されていません。禁止と明記されていない道の駅が多いのは事実ですが、それは「自由に泊まっていい」という意味ではなく、あくまで休憩の延長として黙認されているグレーな領域なのです。
だからこそ、利用する側の「節度」がすべてなのだと思います。
実際に見かける、残念な光景
ここ数年、道の駅で実際に目にした光景です。
- 車の外にイスやテーブルを広げ、キャンプ場のように場所を占拠する
- ゴミを散らかしたまま、あるいは家庭ゴミごと置いていく
- トイレの洗面台で洗顔・歯磨き・食器洗いを長時間行う
道の駅はキャンプ場ではありません。外にリビングを広げたいなら、設備の整ったキャンプ場に行くのが筋です。私自身、キャンプをしたいときはキャンプ場を利用しています。
看板が物語る現実
先日訪れた道の駅みついし(新ひだか町)には、こんな看板が立っていました。
【写真:みついしの禁止事項看板】
「駐車場はキャンプ場ではありません」として、次の行為が禁止と明記されています。
- テント設営
- イスやテーブルの設置
- バーベキュー等
- 車外での調理
- 道の駅での水くみ
さらに別の掲示では、「道の駅」は休憩施設であるため、宿泊目的の利用はご遠慮いただいている旨がはっきり書かれていました。
考えてみてください。ここまで具体的に書かれた看板が立つということは、実際にそれをやった人がいたということです。看板は、マナー違反の積み重ねの記録なのです。
ちなみに道の駅みついしのすぐそばにはオートキャンプ場があります。キャンプをしたい方の受け皿はちゃんと用意されている。それでも道の駅の駐車場でキャンプ行為をする人がいる、というのが現実です。
意外に思われるかもしれませんが
キャンピングカーは大きくて目立つため、「マナーが悪いのはキャンピングカーだろう」と思われがちです。しかし30年近く現場を見てきた実感では、むしろ一般の乗用車の方にマナーの気になる場面が多いのです。
理由は単純で、キャンピングカーは車内で生活が完結するからです。洗面も車内でできますし、テーブルもベッドも中にあります。外に何かを広げる必要が、そもそもないのです。
一方、乗用車での車中泊は装備が限られるぶん、どうしても「外」や「共用設備」に頼ることになる。ここにマナー問題の芽があるように感じます。
もっとも、最近はレンタルのキャンピングカーも増えましたから、「キャンピングカーだから大丈夫」とも言い切れない時代になりました。車種の問題ではなく、結局は一人ひとりの意識の問題です。
車中泊人口が増えた今だからこそ
私が車中泊を始めた30年近く前は、道の駅で夜を明かす車はごくわずかで、マナーが問題になることもありませんでした。
それが今では、夜の道の駅は乗用車の車中泊でいっぱいです。旅のスタイルが多様になり、レンタカーで旅する海外からの旅行者も見かけるようになりました。車中泊の裾野が広がったこと自体は、悪いことではないと思っています。
ただ、利用者が増えれば、ルールを知らない人・守らない人も比例して増えます。実際、トラブルの増加を受けて車中泊やキャンピングカーの利用を歓迎しない道の駅も出てきています。
このまま進めば、節度を守って利用してきた人まで締め出される。それが私の一番の危惧です。
私が守っている車中泊マナー
自戒も込めて、私自身が心がけていることを挙げます。
- 車外にイス・テーブル類を出さない(キャンプはキャンプ場で)
- ゴミは必ず持ち帰る
- アイドリングは控えめに(音・排気への配慮)
- トイレの洗面台を占有しない
- 長期滞在はしない。あくまで「休憩・仮眠」の範囲で
- 売店や直売所で買い物をして、地域にお金を落とす
最後の一つは、マナーというより感謝の気持ちです。無料で駐車場とトイレを使わせてもらっているのですから、その道の駅の特産品を買って帰る。これが巡り巡って「車中泊を歓迎してくれる道の駅」を残すことにつながると信じています。
まとめ:道の駅は「みんなの休憩所」
道の駅の車中泊は、施設側の善意と黙認の上に成り立つ、繊細なバランスの世界です。
- 道の駅は宿泊施設ではなく休憩施設
- キャンプ行為・ゴミ放置・設備の占有はNG
- 買い物で地域に感謝を返す
一人ひとりの節度が、この文化を守ります。30年車中泊を楽しんできた者として、これからも気持ちよく道の駅を使い続けられるよう、まず自分から襟を正していきたいと思います。
北の大地十勝から、同じ車中泊仲間のみなさんへ。お互い、気持ちのいい旅を続けましょう。
tokachi_sky (とかちスカイ)トニー@北の大地十勝 Kita-no-Daichi Tokachi

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