本文
Contents
半島の突き当たりにある「海の中の温泉」
道南をキャンピングカーで巡る旅の途中、以前から一度訪ねてみたかった場所へ足を延ばしました。函館市の恵山エリア、半島の先端にある「水無海浜温泉(みずなしかいひんおんせん)」です。
ここは全国的にも珍しい、波打ち際にある天然の露天風呂。海岸の岩場に湯船が造られていて、潮の満ち引きによって入浴できたりできなかったりする、自然まかせの温泉です。
入浴できるのは「干潮前後」だけ
現地の案内看板(函館市設置)には、写真つきでこう書かれていました。
- 干潮前後 → 入浴可
- 満潮前後 → 入浴不可
満潮時には湯船がまるごと海に沈んでしまうため、入浴できるのは干潮をはさんだ時間帯だけ。訪れる際は、事前に潮見表(タイドグラフ)で干潮時刻を確認しておくのが必須です。
私が到着したのは、あいにく干潮を少し過ぎたタイミング。湯船にはすでに海水が入り込みはじめていて、今回の入浴は見送りました。
それでも大満足。波のすぐ横の湯船は圧巻
入浴こそ叶いませんでしたが、岩場を歩いて湯船のすぐそばまで行くことができました。
目の前に広がる太平洋、ゴツゴツとした黒い岩、緑の海藻をまとった石組みの湯船。波の音を聞きながら手を浸してみると、たしかに温泉のぬくもり。海と温泉の境目が曖昧になっていく感覚は、ここでしか味わえないものだと思います。
背後には切り立った緑の斜面が迫り、まさに自然のど真ん中。「これぞ北海道」と思わず声が出る、ダイナミックな光景でした。
現地の設備
- 海辺にログハウス風の脱衣所あり
- 少し離れた場所に駐車スペースと公衆トイレあり
- 入浴は無料(自然の温泉のため、マナーを守って利用を)
脱衣所の戸を開けると、目の前がもう湯船と海。この開放感は写真ではなかなか伝えきれません。
アクセスの注意点
水無海浜温泉があるのは、半島の道路の行き止まりにあたる場所。函館市街からもかなり距離があり、途中の道は道幅が広くない区間が続きます。
私はキャンピングカー(カムロード)で向かいましたが、「この先、本当に着くのだろうか」と少し不安になるような道のり。対向車とのすれ違いには注意が必要です。運転に自信のない方や大型の車の場合は、時間に余裕をもって、慎重に向かうことをおすすめします。
それでも、たどり着いた先に待っていた景色を思えば、行く価値は十分。「来て良かった」と心から思える場所でした。
まとめ|潮見表を見て、リベンジしたい
- 水無海浜温泉は、干潮前後だけ入浴できる波打ち際の露天風呂
- 満潮時は湯船が海に沈むため、事前の潮位チェックが必須
- 道は狭い区間があるので運転は慎重に
- 入浴できなくても、景色だけで訪ねる価値あり
次に道南へ来るときは、干潮時刻に合わせて再訪し、今度こそ海を眺めながらの入浴を果たしたいと思います。
以上、北の大地十勝からお届けする道南旅の記録でした。

コメント