北の大地の山菜の王様(今が旬です。)
行者にんにく(アイヌネギ)とは
行者にんにく(アイヌネギ)は、根の部分にラッキョウのような形の茎がついた山菜です。
標準和名『ギョウジャニンニク』という名前の由来は、「にんにく」のような強い香りと、山にこもる修行僧の行者が荒行の合間にこれを食べて体力を保持したからとも、またはこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたからとも言われているらしい。
キトビロ、ヤマビル(山蒜)、ウシビル、エゾネギ、ヤマニンニク、エイザンニンニクなどのさまざまな別名がある。
北の大地(北海道)では、この植物を俗に「アイヌネギ」と以前はよく言われていました。アイヌの人々の間ではオオウバユリの根(トゥレㇷ゚)とともに重要な位置を占める食料である。アイヌ語における呼び名はキト (kito)、またはプクサ (pukusa) である。英語での呼び名は、Wild leekやAlpine leekなど様々あります。
行者にんにくは、さまざま料理に使えます。
アイヌネギと行者にんにくは異なる野菜ではなく、同じものを指します。行者にんにくといわれているように、根付近の部分の香りはにんにくに近いことが特徴です。葉の部分はニラの香りに似ており、シャキシャキとした食感を楽しめます。しょうゆ漬けや漬物、天ぷらなどさまざまな食べ方で楽しめます。行者ニンニクは、ニンニクの仲間で、強い匂いと風味があり、刺激的な味わいを持っています。通常、ネギやタマネギと同様に調理され、スープや炒め物、サラダ、ピクルスなどに使われます。
アイヌネギは、根の部分にラッキョウのような形の茎がついた山菜です。地域によってさまざまな呼び名がありますが、「アイヌネギ」というのはおもに北海道で呼ばれている名称です。
また、行者ニンニクは、収穫期が短いため、貴重な食材とされています。また、アイヌの伝統的な医学において、行者ニンニクは健康や長寿に効果があると考えられていました。
行者にんにく成長には時間がかかるので貴重です。
行者にんにくは、収穫までに3年以上かかり、冬季の厳しい寒さにも耐えることができます。収穫後、そのまま保存すると、熟成が進んでいくため、長期保存が可能です。
行者にんにくは健康にもいい。
また、行者にんにくには、アリシンやジアリルトリスルフィドなどの硫化合物が含まれており、健康に良い成分として注目されています。食べる際には、すりおろして、醤油やみそ汁に入れたり、炒め物や焼き物などに使うことが一般的です。
北海道では直販所などで天然物の入手は可能です。
行者にんにくは、北海道の特産品として知られており、道南地方では、行者にんにくを使った料理や、行者にんにくを販売する直売所もあります。
まとめ
北の大地(北海道)に移住するまで、この行者にんにく(ギョウジャニンニク・アイヌねぎ)の存在を知りませんでした。そして当時はアイヌネギの呼び名方が一般的でした。とても匂い強くクセのある山菜(野草)でしたが、今ではなくてはならない食材になっております。冷凍で保存や醤油漬けにして保存食としても重宝します。
我が家の敷地や周辺にも自生しておりますが、一部のマナーの悪い方が根こそぎ収穫していき、目の届きにくい場所は消滅してしまいました。これと同じように北の大地(北海道)各地に自生している行者にんにくは一部のマナーの悪い人達により減少しているようで残念です。
行者にんにくを手に入れるには栽培する⁈
しかし、北海道、東北以外では気候の関係でうまく育たない可能性がありますのでご注意下さい。
最近では通販でも現物を購入できるようです。(生は時期は限定されますが、冷凍や加工品もあるようです。)
行者にんにく
北の大地十勝(北海道)移住
【ガーデニング】庭のメンテナンス
スローライフを楽しもう❗️
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