【DIY】手づくりカナディアンカヌーCanadian canoeを制作、そして釧路川で川下りを実施(memory series)

DIY

(memory series)

カナディアンカヌーとは?

カナディアンカヌー(Canadian Canoe)は、オープンデッキ(屋根のない構造)を持つ手漕ぎの小型舟で、主に シングルブレードパドル(片側にブレードがあるパドル)を使って漕ぐのが特徴です。もともとはカナダの先住民が川や湖での移動や狩猟に使っていた伝統的な舟で、現代ではレジャーやスポーツ、冒険など幅広く利用されています。

特徴

1. オープンデッキ構造

• カヤックのような密閉されたデッキではなく、上部が開いている。

• 荷物の積載量が多く、キャンプや長距離ツーリングに適している。

2. シングルブレードパドルを使用

• 片側にブレードのあるパドルを使い、左右交互に漕いで進む。

• 二人以上で乗る場合は、前後の漕ぎ手が協力して操作する。

3. 安定性と積載能力の高さ

• 幅広の設計が多く、安定しやすい。

• 多くの荷物を積めるため、カヌーキャンプなどの長期旅行に向いている。

4. 素材の多様性

• 木製(ウッド・キャンバス):伝統的な工法で、美しいがメンテナンスが必要。

• アルミ製:耐久性が高く、メンテナンスが容易だが、やや重い。

• FRP(グラスファイバー)製:軽量で丈夫、カスタマイズしやすい。

• ロイヤレックス(複合素材)製:耐衝撃性に優れ、川下り向け。

• ポリエチレン製:安価で丈夫だが、やや重い。

用途

1. レジャー・ツーリング

• 湖や穏やかな川をゆったりと漕ぐ楽しみ方。

• 静かに水上を進むため、自然観察にも最適。

2. キャンプ・長距離探検

• 多くの荷物を積めるため、カヌーキャンプや長距離ツーリングに適している。

• 北米ではカヌートリップ(複数日間の探検)が人気。

3. 川下り(ホワイトウォーター)

• 流れの速い川(ホワイトウォーター)を下るアクティビティ。

• 耐衝撃性の高い素材(ロイヤレックスなど)が使われることが多い。

4. フィッシング

• エンジンを使わないため、静かに魚に近づける。

• 安定性が高く、釣り道具の収納も容易。

カナディアンカヌーとカヤックの違い

特徴カナディアンカヌーカヤック
デッキオープンデッキクローズドデッキ(座席が覆われる)
パドルシングルブレードパドルダブルブレードパドル
漕ぎ方左右交互に漕ぐ両側で交互に漕ぐ
乗り方座席に座る、または膝をつくシートに座り、足を伸ばす
安定性高い(幅広)やや不安定(細長い)
速度やや遅め速い
荷物の積載多く積める積載量が少ない
用途ツーリング、キャンプ、川下りスポーツ、海や川での移動、レース

まとめ

カナディアンカヌーは 歴史ある伝統的な舟 で、安定性が高く荷物を多く積めるため、 ツーリングやキャンプ に適しています。シングルブレードパドルで漕ぐスタイルが特徴で、のんびりと自然を楽しむのに最適です。カヤックとは異なり、長距離移動や探検向きで、初心者でも扱いやすいのが魅力です。

手作りカナディアンカヌーの製作方法

木の型に薄い木の板を貼り付け、グラスファイバーとFRPで仕上げる方法で作るカナディアンカヌーの製作手順を詳しく説明します。

1. 設計と準備

① 設計図の作成

まず、カヌーの形状やサイズを決め、正確な設計図 を用意します。既存のカヌーの設計図を使うか、自分でデザインすることも可能です。

(一般的なサイズは 全長4~5m、幅70~90cm、深さ30~40cm)

② 木材と材料の準備

• 木の型(モールド)用の合板

• 薄く細長い木の板(ストリップ材)(杉やヒノキなど軽くて加工しやすいもの)

• タッカー(ホチキスのような工具)

• 接着剤(エポキシ系)

• グラスファイバークロス(布)

• FRP樹脂(エポキシまたはポリエステル樹脂)

• ニス(UVカット機能付き)

2. 木の型(モールド)の作成

カヌーの形を決めるための 木型(モールド) を作ります。

• 設計図に従ってリブ(断面型)を合板で作成

• リブを一定の間隔(30cm程度)でベースに固定し、カヌーの骨格を作る

• ストリップ材を貼るための土台を整える

3. 薄い木の板(ストリップ材)を貼り付ける

① 木の板の貼り付け(ストリッププランキング)

• ストリップ材(薄く細長い木の板)を木型に沿って一本ずつ貼っていく

• タッカーで仮固定しながら接着剤で接合

• 板の端はヤスリや鉋(かんな)で整えながら密着させる

② 仕上げと削り作業

• すべての板を貼り終えたら、表面を鉋やヤスリで滑らかにする

• 隙間があれば木粉とエポキシ樹脂を混ぜたパテで埋める

• 最終的に全体が滑らかな曲線になるように調整する

4. グラスファイバーとFRP仕上げ

① グラスファイバーの貼り付け

• カヌーの外側全体にグラスファイバークロスを覆う

• FRP樹脂(エポキシまたはポリエステル)をローラーや刷毛で塗布

• 完全に染み込ませ、気泡が入らないように注意

② 研磨と重ね塗り

• FRPが硬化したら、ヤスリで研磨して滑らかにする

• 2~3回、FRP樹脂を重ね塗りして強度を高める

③ 内側の仕上げ

• 木型(モールド)を取り外し、カヌーの内側にもグラスファイバーとFRPを施工

• 外側と同様に研磨し、仕上げる

5. 仕上げと防水処理

① ニス塗り(UVカット)

• FRPの上から透明なニスを塗り、防水性と耐候性を向上させる

• 2~3回重ね塗りし、しっかり乾燥させる

② シートやガンネル(縁部分)の取り付け

• 木製またはアルミのガンネルを取り付け、強度を高める

• 座席(シート)やキャリーハンドルを設置

6.パドル作成

7. カヌーを水に浮かべる

完成したカナディアンカヌーを 湖や川に浮かべる瞬間 は、手作りならではの感動があります。最初の進水式では、静かに水面に置き、浮力や安定性を確認しながら慎重に乗り込みましょう。

まとめ

この製作方法は、カヌーの伝統的なストリッププランキング技法を活かしながら、グラスファイバーとFRPで強度と耐水性を高める ハンドメイドならではのアプローチ です。

作る楽しみと、完成したカヌーで水の上を進む喜びの両方を味わえる 唯一無二のカヌー作り を楽しんでください!

釧路川 川下り

釧路川で楽しむカナディアンカヌーの川下り

北海道を代表する清流 釧路川 でのカナディアンカヌーの川下りは、雄大な自然を感じながら静かに水面を進む贅沢な体験です。原生林に囲まれた上流域から、広大な湿原を流れる下流域まで、異なる表情を見せる釧路川の魅力を紹介します。

釧路川とは?

釧路川は、北海道のほぼ中央にある 屈斜路湖 を水源とし、釧路湿原を経て太平洋へと注ぐ 全長154km の川です。流れが穏やかで初心者でも安心して楽しめる一方、上流部には蛇行が続くスリリングなエリアもあり、カナディアンカヌーでの川下りに最適です。

釧路川のカナディアンカヌーおすすめルート

① 屈斜路湖~美留和(びるわ)ルート(約7km / 2時間)

✅ 特徴:釧路川の源流エリア。透明度が高く、川底が見えるほどの美しい水が魅力。

✅ 魅力:原生林に囲まれた静かな流れ。鹿やキツネ、時にはカワセミなどの野生動物と出会えることも。

✅ ポイント:初心者でも楽しめるが、カーブが多いため操船スキルが試されるエリア。

② 美留和~標茶(しべちゃ)ルート(約14km / 3~4時間)

✅ 特徴:釧路川が大きく蛇行しながら流れるエリア。静かな流れが続くため、のんびりとした川下りが可能。

✅ 魅力:周囲には手つかずの自然が広がり、川幅が少し広がるため水鳥の観察も楽しめる。

✅ ポイント:流れが穏やかで初心者でも安心。ただし、途中で上陸ポイントが少ないため、トイレや休憩の計画が必要。

③ 釧路湿原ルート(標茶~細岡 / 約20km / 4~5時間)

✅ 特徴:日本最大の湿原・釧路湿原を流れる釧路川の中流域。壮大な風景の中をカヌーで進むことができる。

✅ 魅力:360度見渡す限りの湿原風景。タンチョウやオジロワシなどの貴重な野生動物が観察できることも。

✅ ポイント:川幅が広く流れが穏やかなので初心者にもおすすめ。ただし、風が強いと流されやすいので注意。

釧路川カナディアンカヌーの魅力

✅ 初心者でも安心!

流れが穏やかな区間が多く、ガイドツアーも充実しているため、初めてでも安全に楽しめます。

✅ 雄大な自然と一体化できる

エンジン音のない静かなカナディアンカヌーだからこそ、川のせせらぎや鳥の声を聞きながら、自然と一体になれる感覚を味わえます。

✅ 四季折々の風景が楽しめる

春の新緑、夏の青々とした湿原、秋の紅葉、冬の霧氷と、季節ごとに異なる美しさがあります。特に秋の紅葉シーズンは絶景です。

釧路川カヌーの注意点

✔ 天候のチェック:強風や増水時は危険なため、事前に天気予報を確認。

✔ 防寒・防水対策:北海道の川は冷たいので、特に春や秋は防水ジャケットやレインウェアが必要。

✔ 安全装備の準備:ライフジャケットは必須。初心

まとめ (スローライフ)

手作りカナディアンカヌーの魅力

カナディアンカヌーを 自分の手で作る というのは、ただ舟を作るだけでなく、木の温もりを感じながら 形にしていく楽しみ そのものです。

木の型 を作り、そこに 薄く細長い木の板 を一枚ずつ丁寧に貼り付ける。その瞬間ごとに、カヌーの形が少しずつ見えてくるのが楽しい。そして、グラスファイバーの布を貼り付け、FRP液を何度も重ね塗りすることで、頑丈で美しい仕上がりになっていく。手をかけた分だけ、愛着が湧いてくるものです。

完成したカヌーを 湖や川に浮かべる瞬間 は、作り手にとって最高の喜び。静かに水面に滑り出し、自分の手で漕ぎ出したとき、木の質感や流れる水の感触が 「自分で作った」 という実感とともに伝わってきます。

「作る楽しみ」と「水に浮かべる楽しみ」、この二つが合わさることで、カナディアンカヌーは単なる道具ではなく、特別な存在になります。自然の中で自分の手で作ったカヌーを操る喜びは、何物にも代えがたいものですね。

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