還暦(かんれき)
還暦は「生まれたときと同じ暦に還る」という意味で、数え年の61歳を迎えたことをお祝いします。数え年の61歳の年は満年齢では60歳で、現在では60歳の誕生日にお祝いすることが一般的です。
厄年(やくとし)
女性の厄年は、数え年で19歳、33歳、37歳が本厄とされています。男性は数え年で25歳、42歳、61歳が本厄です。
つまり数え年の61歳(満年齢で60歳)は還暦であると同時に男性にとって厄年になります。
還暦祝いに神社で61歳の厄払いをすることで、気持ち新たに第2の人生に踏み出す節目となるでしょう。
厄年一覧(男性/女性)
男性(数え年)
- 本厄:25歳、42歳、61歳
- 前厄:24歳、41歳、60歳
- 後厄:26歳、43歳、62歳
- 大厄:42歳
女性(数え年)
- 本厄:19歳、33歳、37歳
- 前厄:18歳、32歳、36歳
- 後厄:20歳、34歳、38歳
- 大厄:33歳
還暦の赤いちゃんちゃんこ
長寿祝いにはそれぞれゆかりの色があります。還暦の場合は、誕生した年の干支に戻るため、「赤ちゃんに還る」とも言われ、赤をゆかりの色とさらています。
昔は赤ちゃんが元気に育つように「魔除け」の力があるとされる赤いちゃんちゃんこを着せていたようです。
そのため、還暦のお祝いも魔除けをしてこれからも長生きしてほしいという意味を込めて赤いちゃんちゃんこをプレゼントするようになったと言われています。
初穂料(はつほりょう)とは
「初穂」とは、古来、豊作の感謝の意味を込めて神様に捧げていた、その年に収穫された最初のお米のことです。しかし農業以外の人は初穂を献上することができませんから、初穂の代わりにお金などを備えていて、そのため、お供え物として捧げるお金のことを初穂料と呼ぶようになったらしいです。
「初穂料」の目安
還暦祝いの場合は、「初穂料」の目安が5,000円〜10,000円
お支払いする場合にはのし袋を用意し、表書きに初穂料と書きます。
還暦祝いの初穂料と61歳の厄年の祈祷料どちらに
還暦祝いの初穂料と61歳の厄年の祈祷料は異なるのかというと、どちらも兼ねると考えて問題はないようです。
厄払いの場合も、還暦祝い同様にのし袋に「初穂料」と書き、5,000円〜10,000円を同封します。厄払いの場合の水引は紅白「結び切り」です。
あとがき
2月3日節分の日
地元の神社で還暦歳のみなさんとお祓いを受けてきました。
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