【果樹】プラム「貴陽」とぶどう「シャインマスカット」の苗を衝動買い|受粉樹の相性と北海道での冬越しを調べてみた (kiyou Plum&Shine Muscat grapes)

株主優待・資産運用

果樹の苗を、衝動買いしてしまった話

(kiyou Plum&Shine Muscat grapes)

北の大地十勝のポタジェに、新しい仲間が増えました。プラム(スモモ)の「貴陽(きよう)」と、ぶどうの「シャインマスカット」。2本の果樹苗です。

きっかけは、正直に言えば「衝動買い」でした。今年、うちの既存のプラムが見事な豊作で、すっかり気を良くしていたところ、ホームセンターで貴陽の苗がお買得品になっているのを見つけてしまったのです。さらにその隣には、シャインマスカット。気づけば、2本ともカゴの中にありました。

ただ、まだ植え付けてはいません。北海道、それも十勝の冬の寒さを考えると、植える場所も方法もしっかり考える必要があります。植え付けの記録は別の記事にゆずるとして、今回はまず、この2つの品種がどんな果樹なのか——特に「受粉」という視点から整理しておきたいと思います。

プラム「貴陽(きよう)」ってどんなスモモ?

貴陽は、ひとことで言えば「超大玉のスモモ」です。世界一大きなスモモとしてギネスにも登録されたことがあるほどで、果実は球形、果重は200〜300gにもなります。果皮は紅色、果肉は柔らかくてジューシー。桃と見違えるほどの大きさ・甘さ・香り・果汁が魅力です。収穫は8月頃。

一方で、育てるうえで知っておくべき大事な性質があります。それは、貴陽は花粉が少なく、1本だけではほとんど実がならないということ。プラムはもともと自分の花粉だけでは実りにくい果樹が多いのですが、貴陽は特にその傾向が強く、別の品種を「受粉樹」として近くに植えるのが結実の条件になります。

つまり、貴陽を迎えるなら、花粉を供給してくれる相棒が必要——ここで、うちの既存のプラムが登場します。

受粉樹は、うちの既存プラム(たぶんサンタローザ)

実は、うちにもともとあるプラムの品種名は、はっきりしていません。ただ、近くに他品種のプラムがないにもかかわらず、毎年しっかり実をつけてくれること、そして花粉が多そうな性質から、私は「サンタローザ」ではないかと推測しています。

サンタローザは、日本スモモとアメリカスモモを交配した品種。果皮は紅色、果肉は黄色く香りが強く、酸味と甘さのバランスが良いさっぱりとした味わいです。収穫は7月頃、果重は100g前後。そして何より、花粉が多く、受粉樹として優秀な品種として知られています。

調べてみると、園芸店では「サンタローザ×貴陽」が受粉相性の良い組み合わせとして、セットで販売されているほどでした。もしうちの既存プラムが本当にサンタローザなら、今回の貴陽にとって、これ以上ない相棒になってくれるはずです。豊作だった既存プラムに背中を押されて衝動買いした貴陽が、そのプラムに受粉を助けてもらう——なんだか、うまくできた縁だなと思います。

(※既存プラムの品種はあくまで推測です。開花期や花の様子を見ながら、今後も確かめていくつもりです。)

【ポタジェ日誌】プラム豊作!初収穫とエキス仕込み|北の大地十勝ポタジェ日誌7月下旬
これまで実をつけなかったプラムの木が突然の豊作に。落果を合図に初収穫し、氷砂糖でエキス仕込みを開始しました。青梅も同時進行。鳥や虫の食害はありつつも無防除ならではの立派な実。北の大地十勝のポタジェ日誌、ジャムやジュースへの加工計画もご紹介します。

ぶどう「シャインマスカット」ってどんなぶどう?

もう1本のシャインマスカットは、説明不要の人気品種かもしれません。2006年に品種登録された比較的新しいぶどうで、種なしで皮ごと食べられ、上品な甘さと香りで一気に全国へ広まりました。

栽培のうえで嬉しいのは、シャインマスカットは1本で実がなる(自家結実性がある)こと。プラムのように受粉樹を用意する必要がありません。この点は、限られたスペースのポタジェにはありがたいところです。樹勢はそれほど強くないので、剪定は短めに切る「短梢剪定」が向くとされ、日当たりと水はけの良さを好みます。

気になる、北海道での冬越し

北海道でぶどうやスモモを育てるうえで、いちばん気になるのはやはり冬の寒さです。ただ、調べてみると心強い情報がありました。

シャインマスカットには耐寒性があり、凍害に遭わずそのまま冬を越せることが、寒冷地での栽培が広がった理由のひとつだそうです。実際、後志の仁木町では「ラ・ラ・シャイン」というブランドで栽培・出荷され、道北の旭川市でも収穫実績があります。北海道の一般家庭の庭で、ゆるやかな手入れでも実がなったという栽培レポートも見かけました。収穫が10月頃と遅くなる点は、寒冷地ならではの特徴のようです。

もちろん、十勝には十勝の寒さがあります。仁木や旭川で育つからといって、そのまま同じように育つとは限りません。だからこそ、植え付けの場所選びや冬の防寒対策は、これからじっくり考えていくつもりです。

北の大地十勝からひとこと

衝動買いした2本の苗ですが、こうして特徴を調べてみると、それぞれに物語がありました。花粉の少ない貴陽と、花粉の多い既存プラム。1本で実る、頼もしいシャインマスカット。それぞれの性質を知ると、植える前からもう愛着がわいてきます。

次は、この2本をどこに、どう植えるか。北海道・十勝の冬を見据えた植え付け編を、あらためて記録したいと思います。焦らず、ゆっくり。数年後の収穫を夢見ながら。


※本記事は家庭菜園の記録であり、品種の特性や受粉相性、耐寒性は栽培環境により異なります。参考程度にご覧ください。

tokachi_sky (とかちスカイ)トニー@北の大地十勝 Kita-no-Daichi Tokachi

コメント

タイトルとURLをコピーしました